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2016年6月

派遣元のハラスメントの責任   2016.06.23

セクシャルハラスメント、いわゆるセクハラ問題が発生したとき、経営者は迅速かつ適切に問題に対処することが求められます。従業員を守るためにも、会社を守るためにもきちんと対処しなくてはなりません。

さて、派遣労働者に対するセクハラの場合、実際に働いている場所は派遣先企業になります。派遣先企業でセクハラ防止策はもちろん必要ですが、派遣元はどうなのでしょうか?

ある裁判例(大阪高裁平成25.12.20)を例に説明します。
1.派遣労働者X(女性は)派遣会社に登録していました
2.派遣会社から派遣先へ派遣されました
3.派遣先の上司AはXにセクハラをしました
4.Xは派遣先および派遣会社に苦情を言いました
5.派遣先は上司Aを一度は異動させますが、その後もとの職場に戻しました
6.5.の際にXが職場にいると仕事がしづらいということでXの派遣契約を解約しました
7.Xは派遣会社の上司Bにも苦情を何度も伝えましたが特に何もしませんでした

というケースです。

この場合派遣元が責任を問われることはあるのでしょうか?

結論としては、派遣会社は50万円の支払いを命じられました。派遣元の責任が問われたわけです。特に大事な点としては、派遣会社上司Bが相談を受けていたのに何もしていなかった。やるべきことをやっていなかったと認定されたことです。一方派遣先会社は、一応は異動させたとして責任は問われませんでした。

派遣会社は契約上派遣先の意向に背くことは困難な面もあります。しかしながら、不当解雇に対する抗議などやるべきことをやっていない場合、派遣元も責任を問われる可能性があります。

派遣労働という特殊な雇用形態ではありますが、同じ職場で働く人は同じように配慮が必要です。

ストレスチェックへの取り組み方   2016.06.15

ストレスチェック制度義務化にあたり「まず何からやればいいの?」というお問い合わせを多くいただいております。

初めて実施するにあたり、会社の現在の体制によって、2つのパターンがあるかと考えています。50名以上の事業所の場合を考えてみたいと思います。

パターン1 これまで産業衛生、メンタルヘルス対策を特にやっていなかった会社

ストレスチェックを単にやるだけでは、残念ながらほとんど効果は期待できません。他の施策と組み合わせて実施することで本当の効果が出るのです。
まずは、自社の産業衛生体制をチェックしてみてください。
・産業医は選任しているか
・衛生管理者はいるか
・衛生委員会を毎月開催し議事録を保存している
ぐらいの項目がすべてYESとならない場合は、まずはそちらから手を付ける方が良いでしょう。とりあえずストレスチェックだけやっても、ちぐはぐな印象を受け、結果逆効果になりません。また法律の要件を満たしていないので、指摘を受けることになります。

パターン2 きちんと産業保健、メンタルヘルス対策をやってきた会社

きちんとこれまでメンタルヘルス対策をやってきた会社にとって今回のストレスチェック制度義務化は、それほど恐れることはありません。いままでの体制にストレスチェックが乗っかるだけだからです。
例えば、ストレスチェック後の医師による面談も、労働者からの面談希望の申し出以降のフローは、長時間労働に対する医師の面接指導と同様なのです。
ただし、気を付けないといけないのは、他の制度と異なり労働者の同意なく個人結果を見ることができないということです。この点は既存の制度と異なる点なので注意して制度設計する必要があります。
また、これまでせっかくいい制度を運用していたのに、すべて個人情報の規制がかかるのかと懸念されている会社もおられます。仮に会社独自のアンケートなどをして産業保健をしていた場合、ストレスチェックと同時にした場合は守秘義務が課せられます。そのためきちんと別の制度で、情報の取り扱いを明確にし、既存の制度と新しい制度が併存できるようにすべきだと考えています。

これまであった制度とうまく連携させ、メンタルヘルス対策や健康経営に役立てていただければと存じます。いずれのパターンでも、ストレスチェックをただやるという発想ではなく、社内のメンタルヘルス対策、社員活性化のよいきっかけであるととらえていただければと思います。

すごい・素晴らしい・素敵、そしてもう一つ・・・   2016.06.01

先日、「ほめ達」の講習を受けてきました。ほめ達とは、ほめる達人のことなのですが、ほめるときの3S+1についてお話しします。
3Sは、「すごい・素晴らしい・素敵」の3つのことです。これは、一般的ですのでよく知られています。そして+1ですが、これは、「そうくるか」だそうです。
「そうくるか」という言葉を使うときは、相手が自分にない発想をしてきた時です。相手をほめたい、けれどもちょっと思ってなかった意見が出たとき、「そうくるか」と言うことで、相手を認めていることが伝わり嫌な印象を与えてしまうことが防げます。
また、そのあと何を言うかを考えるためのワンクッションになるので、使ってみてはいかがでしょうか。

それから、もう一つ。
到底ほめるような内容でなかったような場合、よく「残念」という言葉を使ってしまうことはないですか?
これを「惜しい」に変えるといわれた相手も、心を閉じることなくスムースな人間関係を築けるようです。

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